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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

理由なき負担増!それでも議会は可決

2014年12月17日 15:28 高松ひでき 記す

今日の本会議で市民生活に直接関係する議案が20人中15人の賛成多数で可決されました。

4分の1にあたる5人の議員が反対したことは、重要な意味があります。

まあ、それでも議案は可決です。議会が賛成をしたという事です。

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この議案は家庭ごみを環境衛生センターに持ち込みした場合の手数料の改正です。

実態調査によれば5日間で約300件の家庭ごみの持ち込みがあったそうです。そうすると年間約1万5千600件の持ち込みがあることになります。

家庭から出るごみを環境衛生センターに持ち込んだ場合、100kg以下であれば無料だったものが、無料範囲を20kg以下とし、それ以降は20kgごとに210円、320円、430円、540円となり100kgを超えるとは50kgごとに270円を加算することになります。そして指定ゴミ袋を使用する必要がなくなりました。

つまり20kgを超え100kg以下の持ち込みについては無料だったものが有料になります。

100kg持ち込んだとしたら無料から一気に540円の負担です。

 

ごみ処理には膨大な経費がかかります。その経費を住民が応分に負担をすることに反対ではありません。

ごみ処理は税金で措置をされるべきですが、ごみ排出の多寡に応じてごみ袋に加算されている手数料を負担することは受益者負担として納得できる部分はあります。

 

今回の実質的な値上げもその理由が納得できるものであればスルーしますが、私はまったく納得できません。

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担当課は一番の理由として「現場でのトラブルや苦情の解消」のために条例改正を行いたいと説明したと言うことです。

具体的には、指定ごみ袋で持ち込みしない住民とのトラブルや近隣市からの持ち込みトラブル、3回も重量計に乗らなくてはならない苦情の処理の解決方法としての条例改正のようです。

また、持ち込みが多いために入り口付近が混雑していたのを解消できるとか、袋に入れなくていいから捨てやすくなるとかごみの減量化につながるとか追加で説明をしたみたいです。

 

 

この条例改正により持ち込みに指定ゴミ袋は必要なくなり、そのためごみ袋の種類や重量計に乗る回数の苦情やトラブルはなくなります。また、無料部分が20kg以下にしたことにより近隣市からの持ち込みが少なくなると考えられます。

 

でもこれらのトラブルや苦情を回避することが実質負担増になる条例改正の根拠と言われるとそれは違うでしょ、と言わざるを得ません。

実質負担増となる条例改正なのに住民の利益より現場の利益を優先していると言われても仕方がないように思います。

 

この様な提案をする市側も問題ですが、難なく可決してしまう議会も理解できません。

果たして、問題意識を持った議員が何人いたのでしょうか?

「まさか、たかが数百円だとか、自分は関係ないだとかで意思決定をしたんじゃないでしょうね」と勘繰りたくなります。

 

様々なことは、後日に公表される委員会の会議録での委員の質疑内容と本会議中継録画を見てみれば明らかになります。

 

残念なことに私たち市民は決まったことに従うだけです。異論や反対を唱えても状況が変わるわけでもありません。だから市の提案は住民に対して説得力のあるものでなければならず、議会は議決の重要性を肝に銘じる必要があります。

もちろん私は1月に行われる議会報告会でしっかり報告を聞くことにします。

 

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