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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

議会事務の迅速化

2013年2月26日 18:57 高松ひでき 記す
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写真の委員会室には議員側にスタンドマイクが6本と執行部側にハンドマイクが1本設置してあります。

また、事務局員が座る席には議事録作成システムのソフトが組み込まれているパソコンが置いてあります。

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今後の予算要求のためのデモ機として設置してあるものです。

 

議会基本条例の制定後から閉会中も委員会を開催することが増え、委員会等の開催回数が従来の2倍以上となっています。

そのため議会事務局の職員は会議録の作成業務に多くの時間を費やしているのが実状です。

最近は無表情で毎日イヤホンを耳に入れキーボードをたたいている事務局職員を見るのが当たり前となっています。

 

議会事務局職員は議会の補助機関として議会運営はもちろんのこと情報調査や法制のサポートもしなければなりませんので会議録作成を含めた膨大な仕事量を消化するため残業で対応しています。

かといって事務局職員のことを気遣って議員の発言が抑制されることになると本末転倒の事態です。

 

そこでこの議事録作成システムの出番です。

いましゃべったことが瞬時に画面上に表示されるという優れもので議会にとっては救世主みたいなものです。

が、議員がアナウンサーのように滑舌良くルール通りに発言すれば機能するのでしょうが、議論が加熱してくると議員はお構いなしでしゃべりまくります。

いわゆる方言丸出し、滑舌最悪、マイクのスイッチ入れ忘れ、マイクに向かってしゃべらない、不規則発言の応酬、声のでかすぎ、などなど機械泣かせ職員泣かせの場面ばかりです。

 

もちろん我々は会議録作成のためではなく住民のために議論をしていますのでこの会議録作成システムが正常に記録できるかどうかは関係がないのですが、一定の議論を終えてふと我に返ると反省しきりです。

余計な仕事を増やしたのではないかと言うこともあるのですが、機械が発言を正確に読み取れないため会議録の作成に時間がかかり公開できるまでのスピードが急激に鈍化されます。

 

会議録は地方自治法に規定された公文書の意味と情報公開の資料としての意味があります。

議会は言論を使命とするゆえに言論を尊重しなければならない、と同時に公の場での議員の発言は重たく、責任を伴います。

先日の議会運営員会では、本会議中における議員の不穏当発言、不規則発言についての指摘がされ、更に委員会等に無届けの遅刻や欠席が多発していることもあり今後の議会運営委員会の中で事実関係を調査し対応をしていくこととなりました。

このようなことを議題としなければならないこと自体が選ばれた人たちが集まっている議会としては問題なのですが・・・・・・

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江汐公園指定管理者、(株)晃栄に決定か?

2013年2月23日 14:50 高松ひでき 記す

先日行われた産業建設常任委員会において江汐公園の指定管理者を(株)晃栄に指定することが委員会可決されました。

本会議の議決を持って正式決定される見込みです。

 

(株)晃栄は既に、竜王山公園オートキャンプ場、市内体育施設の指定管理者としての実績があります。

今回は公益社団法人山陽小野田市シルバー人材センターと競合しましたが山陽小野田市指定管理者選定委員会の厳正なる審査の結果、(株)晃栄が指定管理者候補となりました。

 

市のホームページにも審査結果の概要がアップされていますが、以前のプロポーザル方式審査について混乱した経験から今回は「採点結果の補正」が行われています。

その審査結果を見てみると「施設の管理経費の縮減が図られていること」(3点満点)の項目において晃栄は「満点」の評価を得ています。

また、「施設の効用が最大限に発揮されること」(19点満点)の項目は晃栄13.1点、シルバー人材センター10.3点となっています。

 

経費の縮減は喜ばしいことですが、そればかりに目をとられて市民サービスの向上がおろそかにならないように管理運営を行ってもらいたいものです。

もちろんこの2つの項目の配点を見ても行政側は「経費の縮減」よりも「施設の効用」に6倍以上のウエイトをおいていることから、指定管理者制度の本来の大きな目的である「民間の能力の活用による市民サービスの向上」を第一に考えていることが分かります。

 

指定の期間は平成25年4月1日から平成28年3月31日までで、指定管理料は7500万円を限度額としています。

市民の財産である江汐公園の活性化は民間業者である(株)晃栄にかかっています。

行政ではなしえなかったことを民間のノウハウで実行し、今以上に市民が誇れる公園になることを期待しています。

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議会基本条例についての視察受入

2013年2月13日 11:12 高松ひでき 記す
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今日は午前中の広報広聴特別委員会の終了後に行政視察を2件受け入れました。

調査事項は2件とも「議会基本条例について」です。

上の写真は大阪府門真市議会の公明党議員団で鳥谷議長、平岡議員、武田議員と随行職員をお迎えして議会基本条例に基づく議会改革の実践状況を説明しました。

 

門真市議会は議会基本条例制定の必要性について議論になっているようです。

議会基本条例について過去10以上の市議会の視察を受け入れましたが、よくある質問です。

議会報告会や市民懇談会を申し合わせなどで規定すればわざわざ条例を制定しなくて済むという議会にとって都合の良い発想ですが、条例化することによって議長の交代や改選後に安易に改革を後退させることができないという効果があります。

また、議会基本条例はそれぞれの自治体議会が進むべき道を示すため体系的にまとめ上げたものでもあり、地方分権下の議会像を浮き彫りにすることができます。

本来の議会のあり方を市民のみならず議員、議会にも示すためにも議会基本条例は必須のアイテムなのです。

今後は速やかに議会基本条例制定に向けて協議を重ねたいとのことでした。

 

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次は茨城県土浦市議会の最大会派である創政会の9名の皆様です。現矢口議長を含め歴代議長がそろっている重鎮会派です。

 

土浦市議会も議会基本条例については様々な議会を視察しているらしく議会報告会や市民懇談会などの課題点、問題点について掘り下げた質問がありました。

議会報告会の問題点は、参加住民が固定化すること、若い層の住民の参加がほとんどないこと、地味な議会の報告をいかに住民の興味を引くように行うのかなどたくさんあります。

一方、市民懇談会は住民と議会が膝をまじえて話ができ、各議員個人の意見を聞けるので好評であると説明をしました。しかしながら申し込みは10名以上の団体やグループとなっておりサイレントマジョリティの声を聞くには何らかの改善が必要だと言うことを付け加えました。

また、最近の議員定数の動きについても興味を持たれており、事務局長から一連の動きについて丁寧に説明を行いました。

 

議会基本条例についての本州の西端、人口が6万5千人の本市まで多くの市議会が視察にこられると言うことは、地方自治のあり方のターニングポイントであることを確信させられます。

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空転する議会運営委員会

2013年2月11日 20:38 高松ひでき 記す

「地方議会の進むべき道」と題して1月22日にこのブログに取り上げた記事を読んでもらいたい。

先日、我が会派が議長に対して要望した「自治会及び諸団体との懇談会開催の要望」(全文掲載)について3回目の協議が議会運営委員会で行われた。

 

 

自治会及び諸団体との懇談会開催の要望

尾山議長におかれましては、二元代表制の一翼である議会の代表者として、公平・中立な議会運営にご尽力いただいていることに敬意を表します。

わたしたち、会派「進化」は、民主主義の本義に立脚し、山陽小野田市議会の健全な運営を図ると共に、市政に関するあらゆる事務事業に対して調査、研究を行い、政策集団として、住民の福祉の向上と市の発展に寄与することを目的として積極的に活動を続けています。

さて、議会には住民の多様な意思を集約し政策等に反映する重要な使命があります。その使命を全うするために山陽小野田市議会基本条例に基づき議会報告会や市民懇談会が行われておりますが、更に一歩踏み出してこれまで以上に広く細やかに住民の悩みや声を聞くために全自治会と諸団体などを対象とした懇談会を試行的に開催されることを要望いたします

 

 

議会と住民との関係は決して良好とは言えない。

その原因は色々あるが、一つは議会が見えないことだろう。そうしたことから全国では「議会の見える化」の手法について数年前から議論が始まっている。

山陽小野田市議会でも「議会基本条例」によってこの「見える化」をスタートさせた。

 

委員会の制限公開の撤廃、議案及び関連資料の公開、一般質問の論点と回答のホームページ掲載、委員長報告書の配布、賛否の公開、議会報告会の開催、市民懇談会の開催などを実践している。

 

議会報告会にはのべ400名以上の市民の参加があったが、予想どおり「報告も大事だが要望や意見もしっかり聴いて欲しい」「公民館での開催では出にくい」「もっと身近でやってもらいたい」などの声が上がってきた。また、参加市民も同じ顔ぶれの様相を示しつつある。

 

予想どおりというのは、議会基本条例の先進地である栗山町の議会報告会に対しての町民の意見がそうだったからである。

 

議会の住民に対する活動の究極の姿は全住民一人ひとりと膝を交え意見交換などをすることによって多様な住民意思を集約し、議会を通して市政に反映することだろう。

その礎となるのが今回の会派の要望書であると確信している。

 

 

この会派の要望書について議会運営委員会において次のような発言があった。

●「議会基本条例に中に様々な開かれた議会と言うことで積極的にいくつかのメニューで活動しておりますが、スタートしたばかりで消化しきれてない、このあたりをまず充実、機能、目的を果たすことが第一」

●「当面はそれ(議会基本条例)に基づいてやるということで十分ではないかと言う風に思うわけです。

 

議会基本条例のメニューの中には、議会が能動的に住民の中に飛び込んで意見交換をするメニューがないのをご存じないらしい。(議会報告会は定例会の報告が主であり、市民懇談会は市民の申し込み(議会は受け身)によって開催される。)

また、現在の議会基本条例に基づいた活動で十分であるという根拠のない自信こそが議会に対する市民の不信感を増幅させるものとも言える。

 

●「この要望書にはより議員として市民に対してきめ細かく住民の悩みや声を聞くと書いてある、誠にきれいないい言葉であります。と言うことは現状では我々議員がその責務を機能を果たしていないという判断のもとにこういう提案が出されたんでしょうか、そのことをまず確認したいと思います。」

 

責務を果たしているように聞こえるなかなか傲慢な質問です。まず要望書には「議員として」とは書いてなく、主語は「議会」なんです。

公式の議会運営委員会に個々の議員活動のあり方を問うはずはなく、議会としての新たな活動の方法を要望しているのである。もちろん発言の議員を議会と置き換えても議会がその責務を果たしているとは到底思えない。

更にこういう質問の意味さえ分からない。

 

●「議会基本条例をつくられた代表者が、見直し時点に至る前にまた新たなものを出す背景がわからない」

 

改善すべき点があれば、スピーディに改善していくのは当たり前。そんなことだからスピード感がないと住民に言われるのですよ。

それ以前の問題として誰も議会基本条例を改正しようとは言っていない。試行的に開催されることを要望しているのです。

 

挙げ句の果ては

●「紙切れ一枚で全体に対して意見を求めるというのはちょっと無理がある。」

 

要望書というのは紙1枚にまとめるものですけど。

 

●「これは単なる思いつきのですね提案にしか見えないわけです。」

 

3回目の協議にしてこの発言が飛び出るとは恐れ入ります。我々の会派に対する挑戦的な発言と捉えました。

●「何故(この要望書に)受け印がないのか」

 

1回目の協議時に配布済みなのに、委員が忘れてきたから事務局が急遽好意で配布したものに今ごろケチをつけたらいけません。

 

この様な議論と言えない議論(私はこのような意見を反対のための反対論であると一蹴しましたが)で権威ある議会運営委員会は空転をしています。

ちなみに構成人数は6名でその内、議員経験が一期目である委員が3名います。

これで良いのか議会運営委員会。山陽小野田市議会。

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