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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

代表質問制を導入したのはいいが・・・・・

2014年3月 7日 14:39 高松ひでき 記す

議場0706

市議会は3月定例会に初めての代表質問制を導入したのだが、時期尚早の感は歪めない結果となった。

そもそも論として議員が21名しかいない議会で代表質問が必要かどうか疑問に思うが、そのような環境を考えずにこの制度のメリットのみを考えると試験的という観点からは、興味深い試みとも言えなくはない。

 

■なぜ代表質問か?■

当初予算や市長の施政方針が発表される3月定例会においては、同一案件に対して多数の議員が重複して質問することが想定され、重複質問により本会議運営が非効率になったり、また緊張感を失ったりして議会の権威を失墜させることになりかねない。

そこで、会派ごとに代表質問させることによって重複質問を避け、議事効率をアップさせようとするものです。

 

■代表質問と一般質問の違いを理解できていないのか■

進化は伊藤實代表、市民クラブは矢田松夫代表、誠風は笹木慶之議員、改進は河崎平男代表、日本共産党は中島好人代表の6名の議員によって繰り広げられた代表質問であったが、調整不足なのか「給食センター建設」「山陽オート委託契約」「成長戦略室設置」など重複質問も多く見られたし、一般質問の域を出ない質問者も見受けられた。

本市議会の場合、代表質問のみを行うのではなく代表以外の議員は一般質問を行える事としているため、代表質問においては大所高所からのいわゆる幹の部分の質問にとどめ、枝葉に当たる詳細質問については一般質問にゆだねるという手法が常套なのだが、その様な理解はなかったようだ。

また、3月6日から行われてる一般質問においても代表質問と重複するような質問が繰り広げられれば代表質問の意義も失われる。

 

■執行部答弁も迷走■

また、執行部にとっても初めての試みであるので答弁者の振り分けや答弁内容も調整不足のように思われた。

議長と執行部の協議もあり、午後からは改善されたようだが、午前中は、市長の簡潔な総括答弁の後、参与が補足答弁をすればよい場面でも最初から参与が詳細な答弁を繰り返していた。

 

 

■今後に期待■

代表質問制の導入を決定したことは、議会の意欲の表れだと感じる。議会内でいまだ「一般質問のあり方」を検討している最中に代表質問に踏み込んだとはなかなかチャレンジャーであるといえないこともないのだが、そのチャレジャー精神がやがて結実することを大いに期待したい。

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