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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

教育委員公募の謎?

2013年5月14日 16:46 高松ひでき 記す

教育委員会は教育行政の最高意思決定機関であり5人の委員を持って組織し、その任期は4年であり再任をされることがある。

教育委員は市長により提案され議会の同意を得て市長により任命される。

現在の教育委員は砂川功(教育委員長)、江澤正思(教育長)、永山純一郎、石田修一、河口魔子の5名。

 

■募集は1名?■

江澤教育長と永山教育委員長職務代理者の教育委員としての任期がこの5月31日に切れるため、2月1日付けの「広報さんよう小野田」で教育委員候補者の募集を行っていた。

しかしながらこの時点での募集人員は1名。

白井市長は常々、広く人材を求めるために人材の登用には公募制をとっていたのだが、2名の任期切れにもかかわらず不可解にも募集は1名だった。

 

■3月15日に訂正とお詫び■

ところが3月15日の「広報さんよう小野田」において募集人員が2名だったとする「訂正とお詫び」文章を挿入している。

2月1日から3月15日の間には、2月15日号、3月1日号と2回の広報紙発行の機会があったにもかかわらず期間が経過しすぎた1ヶ月半後の「訂正とお詫び」は解せない。

更に、当初の募集時の提出期限は2月22日であり、3月1日号の広報発行時には提出期限が過ぎていたことになる。

考えられる理由は2つ。

 

■広報紙編集上の単純ミスか?■

広報紙を編集する際に担当課が2名のところを1名と打ち間違えるという単純ミスを犯した可能性。

なきにしもあらずだが、それだと余りにお粗末すぎるし、間違いに気付くのが1ヶ月半かかったとすれば組織として欠陥があると言われてもしかたがない。

 

■突如の方針転換?■

おそらく2月1日当時の募集人員は1名だったと思われる。

1名というのは、2名が任期切れなので残りの1名は公募にかけずそのまま継続して候補者にするつもりであったのではないだろうか。

その後急遽の方針転換があり2名とも公募することになりあわてて広報紙に「訂正とお詫び」を記載したと考えれば筋が通る。

しかしこれらのことについて、もちろん議会には何の説明もないので想像に過ぎない。

もちろん問題は対議会ではなく、応募してきた市民がどう感じるかであろう。

応募要件の変更は応募者にとって見れば重要だろうし、後に「すいません募集は2名でした」では片付けられないような不信感が残るかもしれない。

 

■公募はいつも最良の方法か?■

そんな経緯があっての結果は、公募により教育委員の募集をかけたにもかかわらず任期切れとなった江澤教育長と永山教育委員長職務代理者が教育委員候補者として議会に提案をされている。

公募は広く公平に人材を発掘するには適している方法には違いない。

しかし、継続したい意思が確認できれば公募する必要がなかったのではなかろうか?

委員を辞任したいまたは辞任させたいときに空白となった箇所を公募とするのが適切のような気がする。

また、応募してきた市民はこの結果についてどう思ったのだろうか?

出来レースと考える応募者がいるようなら公募について考え直す必要があろう。

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