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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

はじめての議員意見交換会

2011年2月13日 16:49 高松ひでき 記す

合併特例債有効活用議員連盟主催で行われた議員意見交換会。17人の出席です。(少ない!!)

その主たる目的は新病院建設についての議員同士の議論でした。

今までは、市政の重要課題に対して全議員が一堂に会して議論することはほとんど行われていませんでした。 (少なくとも私が議員になってからは一度もありません)

その課題が議案となって執行部から本会議に上程され、委員会に付託された後、委員会で審査をされ、 もう一度本会議に戻ってきて採決をされるというプロセスです。

そこには、担当委員会の委員以外が口を挟む余地はほとんど無く、 議論にも参加できないばかりか何もしなければ情報さえも入手できない状況にあります。

そのような状況下におかれながらも本会議では採決が行われます。(議論はできませんが、 情報収集という意味では議員は独自に又は会派などから一定の情報の入手は可能です)

 

近い将来、議案になるであろう病院建設は、 市民福祉の面からも財政の面からも極めて慎重で専門的な審査が要求される事案なのは間違いなく、 全議員が議論の段階から関わっていく必要があることは間違いありません。

そういった意味から今回の意見交換会は実施をされました。にもかかわらず全員参加に至らなかったのは残念としか言いようがありません。

 

今回の意見交換会では、「市及び病院の財政計画が示されていない。これがないと判断できない」

「市民参画がなされていない」

「労災病院との連携はどうなのか」

「市民病院はどの様な病院になるのか説明不足である」

「建設しても経営的に成り立つはずがない」

「医師の確保の方法について不透明である」

「215床は市の財産である。市民がどの様な病院を望んでいるのかが重要だ」

「市民の安全安心を守る立場から病院建設は必要だ」

 

などの意見が出ましたが、内容は、想定どおり極めて低調であり議論にならず、不満を残すものではありましたが、 普段から執行部との質疑、 答弁に終始している委員会運営をしているので議員同士の議論の方法についてとまどいを隠せないものであったと判断すれば次につながるように感じますし、 何よりも議会が新しい領域に一歩踏み込んだ事をまずは評価すべきものと感じています。また、私にとっては、 慎重派と推進派の温度差や情報量の多寡なども確認でき、 次の一手に有効な手がかりを感じることができたことに関しては大変有意義な時間だったと言えます。

 

新病院建設について求められるものは、 市長及び病院局のさらに丁寧な説明と議員各々が自分自身で情報を入手しその中から取捨選択し最終判断することです。

今、最低限必要な情報は、やはり病院の収支計画と市が一般会計から拠出する繰り出し金による市本体の影響でしょう。

これがないと審議のテーブルに乗せることができないという意見もありましたが、この理屈は、議会サイドとしては筋が通っていますし、 建設推進派でさえも理論構築ができにくくなるばかりか推進論も主観論で終始してしまい、 最終的にはあいまいな判断による議決になってしまう危険性もあります。

 

議会としては今後も複数回このような意見交換会を開催する予定です。

次は、全員参加といきたいものです。

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