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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

情報漏洩

2008年9月 2日 10:32 高松ひでき 記す

山陽市民病院の患者情報などがウイニーによって流出したらしい。何の情報がどのくらいの量かは今後の調査まちとなるとのことだ。

 

ウイニー(Winny)とはファイル交換ソフトであり、著作権法・わいせつ物頒布罪・児童ポルノ規制法・ 個人情報保護法などに抵触する違法なファイル交換を行う場合にも使用され有料ソフトなども共有できるものです。 そのため開発者や使用者など逮捕者を出し世間を騒然とさせたソフトです。

 

情報漏洩は過去、自衛隊、警察、官公庁、刑務所、裁判所などで発生しています。

 

しかしウイニーそのものはソフトでありウイルスではありませんのでパソコンにインストールされていても情報が流出することはなく、 問題はそれを使うことによってAntinnyなどのウイルスに感染して、情報流出となります。また、 「山田オルタナティブ」 と呼ばれる変わった名前のウイルスはメールやアダルト画像などで感染し、 これに感染するとパソコンの中身がすべて公開されてしまいます。

これらのウイルスはWinnyを用いた違法行為に対する制裁のためにつくられたと考えられており、 情報漏洩を防ぐためにはWinnyを使用しないことが一番ですがWindowsXPとWindows2000のみは 「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」のUpdateで対応ができます。 基本的に公のデータや個人情報が入っているパソコンにWinnyをダウンロードする事は論外で非常識です。

 

今回は退職した医師の個人パソコンから情報が流出したと考えられますが、 退職後も個人パソコンに情報を蓄積させるのが医者の常識なのだろうか?

もしそうだとしても、ウイルスに対しての知識が低く管理がずさんと言わざるを得ない。病院の危機管理の低さには驚愕するものです。

今後、何故このことが明るみに出たのか、どの様な情報が流出したのか、 今後の対策など説明があると思われるのでそのときまた報告します。

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