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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

教育再生会議 提言①

2006年12月 5日 11:33 高松ひでき 記す

(1)学校は、子どもに対し、いじめは反社会的な行為として絶対許されないことであり、かつ、いじめを見て見ぬふりをする者も加害者であることを徹底して指導する。<学校に、いじめを訴えやすい場所や仕組みを設けるなどの工夫を><徹底的に調査を行い、いじめを絶対に許さない姿勢を学校全体に示す>
教育再生会議の提言の1番目です。まず「学校は、子どもに対し、いじめは反社会的な行為として絶対許されないことであり、かつ、いじめを見て見ぬふりをする者も加害者であることを徹底して指導する。」ですが、前半部分については何年も前から言われていることで、ここでわざわざ提言として出すと言うことは徹底していなかったからではないでしょうか?というよりも学校サイドとしては何を持っていじめとするかの判断が曖昧にならざるをえない状況です。それは文部科学省のいじめの定義つまり1)自分より弱い者に対して一方的に(2)身体的・心理的な攻撃を継続的に加え(3)相手が深刻な苦痛を感じている・・・によるものです。皆さんこの抽象的な文章で分かりますか?小学生に理解できますか?「いじめは許さない」は当然ですが、具体的に何がいじめになるのかを示さない限り子供達には理解不可能でしょう。次に「学校に、いじめを訴えやすい場所や仕組みを設けるなどの工夫を」ですが、これだけでは不十分です。何故なら多くの児童生徒・保護者と学校・教職員の間に既に信頼関係が成り立ってない場合があるからです。一度信頼関係が崩壊すると子供達はそこには解決の道はないと思い訴えることはしません。私は議会の中で教育長にそういった学校とは違ったところで新しい機関(駆け込み寺的存在で必ず問題を解決をし解決後も見守る)の設置を提言してきましたがなかなか重い腰を上げません。また最後の「徹底的に調査を行い、いじめを絶対に許さない姿勢を学校全体に示す」にいたっては、今までのいじめに関する数字は何だったのと言いたい気持ちです。一刻も早く市教委は無記名(記名では意味なし)のアンケートを全児童生徒に対して行い実態を調査し公表すべきです。山陽小野田市はこの3年間20件~30件で横這い状態で推移しています。(いじめの件数)そんなわけないでしょう?

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