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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

ゼロトレランス

2006年10月 5日 09:38 高松ひでき 記す

ゼロトレランス方式とはアメリカで始まった教育方針で、ゼロは0、トレランスは寛容の意味で、不寛容方式と呼ばれています。

日本は寛容の文化と呼ばれています、欧米のように物事をきっちり1本の線で区切ることをせずファジーにとらえ認識しています。

それ自体は決して悪いことではなく逆に日本人の心として大変重要なことです。しかしこの寛容の文化が、また愛情という言葉が教育現場に大きなかげを落としているのも事実です。

ゼロトレランス方式は具体的には、規範を作り細部にわたり罰則を定め、違反した場合には例外なく罰を与えるものです。

つまり
 ①現在の公立学校における問題行動の原因の多くは、子どもに規範意識が欠けていること。だから、生徒指導にあたっては、規範意識の醸成を最大の目的とする。
 ②問題行動の指導にあたっては、問題行動に対してどんな指導をするかという指導基準を明確化、明文化し、必ず保護者と子どもに周知する。
 ③教職員が指導基準を理解し、教職員により対応が異なる、あるいは子どもによって指導が異なるなど公正さを欠くことがないようにする。
 ④ささいなことでも見逃さず、また毅然とした態度で指導基準に従って指導する。

というものです。この様に書くと皆さんは当たり前のことではないかと思われるかもしれませんが、学校現場にはこの様な基本的なところが欠落しているのが現状です。皆さんはどう思われますか?

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