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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

相変わらず不可解な行動原理

2014年3月31日 13:45 高松ひでき 記す

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過去から混乱が続いている給食共同調理場建設計画も3月定例会最終日の本会議において写真の事業費をゼロにするという修正案を賛成多数で可決したことによって第一部の幕が下りた。

 

修正案に反対したのは福田勝政議員、そして採決時には石田清廉議員、小野泰議員、河崎平男議員、笹木慶之議員の4名が本会議場から退場した。その他の議員は修正案に賛成をした。

この退場劇が不可解で市民はもとより他の議員にとっても理解が難しく批判の声さえ聞かれる。

 

東君「本会議の採決時に退場ってどういうことなん?」

南先生「時たまあることやけど、議場から退出し採決に参加しないことなので議員の一番大きな権限である議決権を放棄したといわれても仕方がないし、残念な行動だと見ている人は多いようだね」

 

 

東君「今回なぜ4人の議員はその権限を放棄してまで退出したの」

南先生「それはわからん。説明責任の点から考えるとそこがわからんことが大きな問題と言ってもええんじゃないかねえ」

 

 

東君「委員会で全員一致で給食センターの事業をゼロ修正にしたのと関係があるの?」

南先生「大いに関係があると言わざるを得んね。議場から出ていった4人は会派改進と会派誠風のメンバーで委員会で修正案に賛成をした中村議員と杉本議員もこの会派のメンバーであり、市長派と呼ばれている議員たちなんよ」

 

 

東君「それで」

南先生「市長派とよばれている立場(市長擁護)と会派のメンバーが委員会で市長が出してきた議案をゼロ修正したという否定的な事実の狭間で身動きが取れなくなったんじゃないかと思われる。つまり市長が出してきた議案に対して全否定にあたるゼロ修正に賛成をすれば支持母体から突き上げを食らう可能性があり、反対をすれば中村議員と杉本議員に対して梯子を外すことになると考えたんじゃろう」

 

 

東君「そんなことでええん?」

南先生「まあ、ここまではあくまでも想像の域を出ないことやけど、給食センターの議案の是非での行動ならともかくお家事情での行動だったとしたらお粗末としか言いようがないよね。無論、会派の中で十分な議論が行われていたらこんな結果にならなかったと思うがね」

 

 

東君「石田議員はこの議案に対して質疑をしたみたいやけど質疑の結果、棄権すべきと考えたんじゃないの」

南先生「それはおそらく違うと思うよ。何故なら石田議員の質疑のポイントは3つあり、

一つは【事業費そのものが抹消されているがこれについてどのような認識でこのようにされたのか、特に結論に至るまで委員会の皆さんがどのような論議をされたのか】

二つ目は【減額修正といった一定の予算の枠を残す方法の論議はなかったのか】

三つめは【今後は一センターも選択肢としてあるのか】

特に3番目の質疑が重要でこの回答として伊藤實委員長は「壇上で申し上げた通り」と一蹴したのが壇上では「今回の修正については、給食共同調理場建設を否定しているものではなく、あくまでも、このたび提案された計画にあまりにも問題点が多いため、このまま執行することには問題があると判断し、減額したものである。したがって、今後、執行部におかれては、財政的な問題があることは、十分理解するが、議会の指摘事項を検討され、計画を練り直し、できるだけ早い時期に安全・安心な学校給食を提供できるよう対応されることを望むものであることを申し添えておきます。」と回答していることから考えると、石田議員の思惑(全否定ではなく、今後一センター建設の可能性が残るということ)と一致すると考えるのが自然だと思うんやけど、逆にそう考えると退出したことが不可解な行動と見て取れると思うよ」

南先生「そうなるとやはり給食センターそのものよりも違う観点の行動と考えざるを得ないよね。そこに子供たちの給食に対する思いはないのかもしれないね」

 

東君「最後に提案者である市長はどう思うたんかねえ?」

南先生「そりゃわからんけど、本会議場での退場の様子を厳しい目で見ていたという話もあるよ。また、透明性を追求している議会なら説明してほしいし、退場した面々は常々議会改革を訴えている議員たちなので彼らの口から説明してほしいよね」

 

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