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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

新議長に尾山信義議員

2013年10月24日 14:57 高松ひでき 記す

本日の本会議の議長選挙の結果、新議長に尾山議員(市民クラブ)が就任しました。

2年ではなく4年間議長として務めることになります。

選挙結果は尾山信義11票、小野泰9票、吉永美子2票。

昨日まで水面下の駆け引きや調整が行われたようですが、予想通りの結果となりました。

 

■勢力は拮抗していた■

今回の議長選挙では尾山議員を支持する勢力は「市民クラブ」尾山議員、矢田議員、長谷川議員(新人)の3名、「進化」伊藤議員、三浦議員、大井議員、松尾議員の4名、無会派の河野議員の8名は確定していたはずです。

 

一方、小野議員を支持する勢力はふるさとを考える会推薦の江本議員、岩本議員、福田議員、石田議員、笹木議員(新人)、杉本議員(新人)、河崎議員、中村議員、そして小野議員の9名であり、1名多い構図になっていました。

 

■共産党が鍵を握る■

公明党は中立性を明確にする必要があるため白票又は独自候補を立てる可能性が高いので除外すれば、共産党の3名の動きによって情勢はまったく変わってきます。

 

共産党が小野議員に投票しないことは周知の事実でしたので小野新議長誕生には共産党が独自候補を立てて票を分散させるか、尾山議員支持の票を動かすしかなかったはずです。

そのため小野支持派の議員は共産党に対し独自候補擁立依頼や尾山議員を支持する議員に白紙投票依頼を行っていたことが事実として伝わってきていました。

 

逆に尾山支持派の議員は当初の強硬策である全ポスト掌握手法から一転し、友好的な話し合いによる議長の一本化を画策していました。

もちろん小野支持派の議員も融和人事を推し進めようという動きもあったようです。

結果から見ると両陣営とも水面下の画策は失敗に終わっています。

 

■結果は予想通り■

投票は無記名ですので確証はありませんが尾山議員への投票は「市民クラブ」3名、「進化」4名、「共産党」の中島議員、下瀬議員、山田議員、そして無会派の河野議員の11人。

小野議員への投票はふるさとを考える会推薦の9人だと思われます。

公明党の吉永議員、岡山議員の2名は中立の立場と党の看板を背負っているために独自候補を立てざるを得なかった苦しい選択がうかがえます。

 

■意外な副議長選挙の結果■

また副議長選挙では三浦議員(進化)が副議長に就任しました。

三浦議員9票、江本議員8票、中島議員3票、吉永議員2票でしたが、ふるさとを考える会系の議員が9名にもかかわらず江本議員に投票した人数が1名足らないことは何を意味するのか興味あるところです。

江本議員に予定どおりの票が入れば逆転で副議長に就任することになり、形式的なバランスは取れていた可能性はあります。しかしバランスをとらなかったという見方もあります。

 

■これが山陽小野田市議会の現実■

新議長の挨拶の中で尾山議長は「議会内の融和」を強調しました。悲しいけどこれが現実でよく理解できます。

もともと議会は様々な価値観や考え方を持った市民をバックにして意見を戦わせ、多数決の原理に基づき一つの結論を導き出す場にもかかわらず、新議長があえて「議会内の融和」と言う仲良しクラブ的な低次元の言葉を使わざるをえなかった背景を議員は理解しなければなりません。

 

融和とは「うちとけてお互い親しくなること」、つまり議長は議会内の人間関係(会派の関係)について挨拶の中で言及したのです。

改選前の議会では無意味で低レベルの対立構図が存在していました。

いわゆる住民代表機関である議会として存在してはいけない市長派、反市長派と言われるものです。

まちのため、市民のために良いか悪いかという判断ではなく、市長に対して賛成するのか反対するのかに色分けをされ対立構図を浮き彫りにされてきました。

つまり、市民のための議会のはずなのにその市民は完全に置き去りにされ、自らの保身や権力維持のためだけに対立を繰り返す構図です。

おそらく今後もあえてその対立構図を保持していこうという勢力が存在し続けるために跋扈するはずです。

 

僅か22名の弱小議会にもかかわらず意味のない対立構図をつくっていては尾山丸は問題が山積している4年の荒海を乗り切ることは到底できません。

議会改革の前にまずは自らの職責を考え意識改革をお願いしたい。

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