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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

一歩前進、教室に扇風機

2016年2月23日 13:12 高松ひでき 記す

2月15日号の「広報さんようおのだ」の市長コラムに次のように書かれています。

「(新年度事業案の)ヒヤリングの途中,小中学校の施設整備
に話題がおよんだ際,「緑のカーテンがあっても夏の暑さに耐えられず,児童・生徒があまりにもかわいそう」との学校側の指摘があり,何とかしたいとは考えましたが,教育委員会の助
言もあり,とりあえず,市民のみなさんから不用品となった扇風機を寄付していただくことを考え付きました。」

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コメント中の「とりあえず」が「とりあえず不用品の寄付」なのか「とりあえず扇風機」なのかは読み取れませんが、やっと夏季の教育環境整備に重い腰を上げたと言ったところでしょうか。

しかし、この問題は今に始まって、今指摘されたことではなく以前から「教室の劣悪な環境により児童生徒の教育環境が阻害されている」と議会が何度も取り上げていますので「いまさら」感が漂い、落胆してしまいます。

 

文部科学省の学校環境衛生の基準には「冬期では10℃以上、夏期では30℃以下であることが望ましい。また、最も望ましい温度は、冬期では18~20℃、夏期では25~28℃であること」 とあります。

扇風機そのものには冷却効果はありませんが気化熱による冷却はできます。

しかし、文部科学省の基準である室温そのものを降下させる効果は持ち合わせていません。基準に適合させるにはエアコンしかありえません。

そういう意味からしても「とりあえず扇風機」であってほしいものです。

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文部科学省の「公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況調査」(2014年実施)によれば、全国小中学校の普通教室のエアコン設置率は、1998年では3.7%でしたが、2014年には32.8%にまでになっています。また、文部科学省は、普通教室の空調整備においては設置費用の2分の1を交付するかたちで、エアコンの設置を支援しています。

他市では「エアコン設置して体調崩したこともある。強い精神をつけることも必要」と常識を疑うような精神論を持ち出して否決した議会もあります。

おそらくそのような議員たちは真夏の教室に入ったことがないのかもしれません。

山陽小野田の議員も扇風機設置後の教室で少なくとも1コマの授業を参観してもらいたい。その際は汗ふきタオルを忘れずに!!

そうすれば、おのずと結論は出ます。

 

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