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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

いじめ意見交換会

2012年8月25日 20:12 高松ひでき 記す

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8月21日午後6時30分から教育委員会がいじめ問題をテーマに市民館で意見交換会を開くと聞き行ってきました。

 

新聞記事によると市教委は「いじめについて不安に思っている保護者も多い。参加者からのいじめについての疑問にお答え・・・・・・・・ 」とあるので、てっきりPTAなどを通して保護者に参加を呼びかけ市民館文化ホールで大々的に行うのかと思いきや会場は2階の会議室、 参加者は私の予想と一桁違う25名、その内小中学校に子供がいると思われる市民の参加は3名くらいであったと思われる。んんっ~て感じです。

 

意見交換会の内容は期待はずれの感はあったが、教育委員の5名が市民の前に出ていく姿勢には時代の変化を感じる。 いや大津市の事件の影響と見るのがふさわしいのかもしれない。

 

大津の事件でマスコミが騒ぐ理由は、警察の捜査が学校現場に入ったこと。そして教育委員会の対応が閉鎖的であり、 守るべきものを子どもたちではなくて教育委員会という組織そのものであるかのように写ったこと、 いじめた側が理不尽な権利や正当性を主張している点などだと思う。

警察が動いたことは学校からすれば前代未聞の出来事だったかもしれないが、社会常識からすれば当たり前のこと。

つまり、学校現場によっては社会常識からかけ離れている場所であると言えることを示唆している。

 

今回の意見交換会は、なぜか市民も旧山陽の方々が多かったが積極的に熱弁をふるう市民が多かったのも特徴と言える。

現役の教職員も3名程度参加されていたが、おそらく想像とは違う意見交換と感じたのではなかろうか。

 

想像とは違うという意味は、現職の教職員であれば教育現場の現状(いじめの現状や教職員の置かれている状況など) や教育委員会の対応など十分理解しているはずであり、 そう言った意味からはいじめ解決の深層にせまる意見交換会にはならなかったという意味です。

 

教育委員会の今回の意見交換会は画期的なものですが、と一応ほめた上でダメ出しをすると、

対象者が絞り切れていないこと。まずは保護者を対象にすべきでしょう。

もちろん地域の方も重要ですが子供を学校に通わせているのは保護者であり、いじめで悩んでいるのは子供とその保護者です。

 

そう言う意味で普通に考えれば、まず各学校に出向きPTA対象に開催することです。

なぜ単発的に市民館で開催をするのか理解に苦しみます。 実質的効果のない表面的なアリバイづくりであれば今後糾弾されることになるでしょう。

 

そして何よりもいじめに対する思考が軽薄すぎるような気がします。

大津の事件は対岸の火事ではない。それはたまたま大津で発生しただけであって、 本市でも同様な事がいつ発生してもおかしくないと考えるべきです。

しかしその様な危機感は感じ取れませんでした。

 

参加者が知りたかったのは教育委員会の「いじめは必ず撲滅してみせる」という強い意思表明とそのための実効性のある具体的方策です。

教育委員会が「なかなか難しいんです」と言ってしまったら、だれも今後信頼しなくなり、 自分の子供に対するいじめで困惑する保護者は警察に頼ることになるでしょう。

大津市教育委員会はいじめ対応で信頼が失墜しています。

 

教育委員会はレイマンコントロール(一般人による組織運営)のもと運営されていることを肝に銘じ、 教育委員会不要論が噴出しないように今後の展開に期待。

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