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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

増え続けるイノシシ達

2011年10月 7日 11:17 高松ひでき 記す

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中山間地に住んでいたりその様な場所で農業を営んでいる市民は、収穫時期前になると有害鳥獣対策に頭を悩ましています。 特にイノシシには手を焼いているようです。

まちなかに住んでいるとイノシシときいても「ウリボウ」だとか「シシ鍋」というイメージでしかありませんが、 このイノシシ等の増加により農業が衰退し、その結果、日本の田園風景が消滅する恐れさえあると聞くと深刻に考えます。

千葉県では、獣害のために耕作を放棄した割合が25%~50%にのぼるという調査結果を発表しています。

現状を知るために同じ会派であり、有害鳥獣対策に取り組む松尾議員に案内をしてもらい、北部の中山間地域を見て回りました。

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イノシシは当然のことながら山に住んでいるのですが、 写真のように人間界に下りてきて人間の作ったご馳走を頂くための道を作っています。

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イノシシは鼻で土を掘り起こし農作物などを食べ荒らします。 進入防止柵のないところでは至るところでこの様に耕したような跡を見つけることができます。

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 また、稲が実った田に下りてきて体を稲に押しつけ写真中央奥のような跡を残すこともあります。 (松尾議員はイノシシの体に付いた虫をのけるためにこの様なことを行うと言います。)

収穫前の稲は食べないと言うことですが、機械での収穫の際に支障をきたすらしいです。

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そこで写真のような進入防止柵を設置します。この写真は電気柵ですが、他にもネット柵やよく見るトタン製のものもあります。

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電気柵の電源はこの様なあまり大きくないものです。

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中を見せてもらうとこんな感じでした。

単一の乾電池が10本入っていて一万ボルトの電気が流れ、イノシシの鼻先があたり感電することによって当分近づかなるそうです。 電流は微量ですので死ぬことはありません。

松尾議員に聞くと一番有効なのはこの電気柵で、30mで約10万円ほどかかるそうです。

 

この電気柵などの進入防止柵購入のための市の補助は現在ありません。

 

農業を営んでいる方にお話を聞くと「農業そのものは既にもうかる時代ではない。 しかし先祖代々受け継いできた田畑を守るために耕作をしている。特にここ数年、イノシシによる被害が続いている。 電気柵等を設置したいがそこまでして農業をする意味があるのかと感じる。せめて補助金があればとも思う。」と訴えます。

この様な補助を行おうとすると単独市費(県や国費からの補助金はない)になってしまう事が原因で補助制度がないのかもしれません。

 

有害鳥獣の現状把握をしっかり行い、対策の方向性や方針を打ち出すべきです。これは農業振興からだけの視点ではなく、 日本の伝統や文化の継承の視点からも考える必要があるのだと思います。

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