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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

食育って難しい!!

2009年12月10日 09:14 高松ひでき 記す

南極教室

調理員、栄養士をはじめ学校関係者から不安の声が上がっている合併特例債活用事業案の一つである「学校給食センター」の建設。

今回の一般質問でも複数の議員から多くの質問が飛び交った。

「センター化すれば、香りや調理の音がしなくなり食育の観点からいかがなものか」

「移動に時間がかかり食事が冷えてしまう」

「調理中に事故があったときは全児童生徒の給食が止まってしまう」

「今の給食はおいしいけれどセンターの給食はまずい」

「自校方式が一番良い」

 

これに対し、教育委員会の答弁は歯切れが悪い。

そもそも「学校給食センター」 案の浮上は山陽側の給食施設の老朽化の改善と全学校の給食システムのドライ方式化には多大な経費を必要とするが、 今の財政状況では到底無理な話。そこで、合併特例債事業とするためには事業要件に見合うようにセンター化の案となっている。

一見合理的な案のように見えるが関係者からの反発は必至の状況。

何故なら過去にも自校方式から親子方式に転換した際も各学校単位でPTA総会まで開いての大論争になった経緯があり、 「食育の観点から」の一言は重みを持つ。

 

しかし、市長が答弁で「妻の弁当より買ってきた弁当のほうがおいしい(ことがある)」とジョークを飛ばしたが、真意は 「センターの食事はおいしくないと言うが必ずしもそうは言えないのではないか」ということだろう。

それはまさしくその通りかもしれない。 議員が提出した資料に残食率が示されたものがあり漫然と見ていると調理数が多いほど残食率が高くなっておりセンターの給食はおいしくないという感じがするのだが、 そうだとは言い切れない。

子どもに聞いてみた。

「給食は残すのか?」

「残すときもある」

「おいしくない?」

「いや、量が多くて食べきれないときがある」

調理数が多いと微妙な量を調整することが困難になり残食率も増えるのではないかと感じています。

子どもはこうも言います。

「何故、牛乳がでるの?」

「必要な栄養をとるためやろ」

「ご飯に牛乳は合わんよ、牛乳以外でも取ることができるんやないの。それに冬は冷たくて飲めんよ」

「そりゃそう。家出の夕食に牛乳は出んわな」

「食器はがちゃがちゃ言ってうるさいし、見た目も悪い、まず見た目を良くしてほしい」

 

目からうろこの感がありました。

 

いずれにしても、教育委員会は「学校給食センター」案は政策形成過程と言います。決定事項ではありません。 老朽化した調理場の改善のことを含めて「食育の観点」から調理員、栄養士、 児童生徒や学校関係者の意見を聞きながら政策決定をすべきでしょう。

関係者の皆さんご意見をお寄せ下さい。

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