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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

知恵を使って財政削減効果

2008年3月30日 13:32 高松ひでき 記す

3月27日の宇部日報に興味をそそる記事を見つけました。概要は次の通りです。

宇部市には市内の小・中学校三十一校が取り組んだフィフティ・ フィフティ事業というものがあり。この事業は、小中学校に教育活動の一環として省エネ行動を実践してもらい、 節減した光熱水費の半額を還元するもので、フィフティ・フィフティは折半(50%対50%)を意味します。
 削減金額は、小・中学校総計で電気代が5.3%減の3065345円、水道代が7.2%減の4394134円、都市ガス代が40.9% 減の185049円、プロパンガス代が21.9%減の574057円、灯油代が6.8%減の610948円。 二酸化炭素の排出量も削減され経費面だけでなく地球温暖化対策でも大きな効果があった。

努力をしたら見返りがあるという人間の心理をうまく利用した事業ではないでしょうか。 宇部市は小中学校ですが改革県の三重県では行政システムの改革として平成8年度から予算の節減努力の奨励を行っています。つまり、 行政には与えられた予算は年度末までに使い切らなくてはいけないという悪しき慣習があり、 三重県ではこの是正策として節減努力を奨励するシステムとして節減額の二分の一に相当する額を財源に翌年度、 各部局で新規事業を主体的に創設できるようにしている。 このシステムにより平成9年度予算においては平成8年度の節減予定見込額約1億3000万円を財源に5000万円の新規事業を計上したらしい。

無駄をなくすために知恵を使い、 その効果として市民により良いサービスを提供し各課においては主体的に事業を展開できるすばらしいシステムだと思います。今、 知恵を使わなくていつ使うのだろうか。

 

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