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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

空回りする橋下大阪府知事

2008年3月17日 08:38 高松ひでき 記す

先日テレビを見てたら大阪府の女性職員と橋下知事が激論(言い合い)を交わしてました。内容はというと、橋下知事は、 府庁で30歳以下の府職員約330名を集めて初めての朝礼を行い、「府庁を変えるのは現場の皆さんです。 何よりも府民のためという意識を持って、一緒にがんばりましょう」と発言したことから始まった。

 この朝礼は始業前に行う考えだったが、「超過勤務」になるとして反発が強く朝9時15分に朝礼を行うことになったということだ。

 橋下知事: 「たかだか15分、始業時間の前にみんなでこうやって、 これからの大阪を考えるために気持ちを共有させようという朝礼をやるときに、それを超過勤務手当というんだったら、 税金で給料を賄われている皆さん方のその執務時間、私語があったりとかたばこを吸ってたりとかいうのは、これは全部(給料から) 減額させていただきます。この見解に異論反論あるかもしれません。それは言ってください。是非言ってください、是非」

女性職員:「どれだけサービス残業やってると思ってるんですか!」「結局こうやって若い人だけ朝礼集めたりとか、 職場のなかの団結分断して、労働者同士分断して、大阪府職員と府民を分断してるばっかりじゃないですか!」

知事:「若い人たちだけじゃないですよ!役職で課長補佐までずっと朝礼をやっていきますよ」

女性職員:「いまだって職場にいっぱい問題ありますよ。でもその問題解決できるのは、 ちゃんと職場を分かっている現場の労働者だけなんですよ」「私らがちゃんと議論して職場で解決していく問題じゃないですか!」  「そういう議論は職場でやっていこうと思います!」

知事:「うん、だから、僕に対して言って下さいよ」

女性職員: 「あなたのすることは逆のことばっかりや!」

知事:「いや、だ、だから、それは非常にありがたい意見」
 
事の発端は朝礼を始業前にするのか就業時間中にするのかということだったらしいが、この女性職員の気持ちも分からないこともないが、 はなはだ言い過ぎの感がある。サービス残業の是認はしないが、 朝礼の15分で仕事が時間中に終わらず残業をしなければいけないわけはないだろう。(サービス残業も問題だが) もしそうであればそれだけ密度の濃い仕事をしていれば、大阪府はもっとよくなっていただろうし、 密度の濃い仕事をしていて大阪府がこういう状況なら組織やシステムに根本的な問題が存在すると思われる。

また、府知事もよくない。就任後これまでにも様々の発言で物議をかもしているが、 大阪府を立て直していきたいという思いは伝わってくる。しかし、まちをよくするためには、首長一人では何もできない、 こういうときこそ議会と職員と協調し(迎合ではなく)3者でまちづくりを進める必要がある。首長一人が空回りしていたら何も進みません。 何故、宮崎県がうまくいっているのか再考すべきですね。首長は政治家です、気持ちだけでは再建はできないですよ。

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